中学生へ告ぐ!【どうして勉強しなくちゃいけないの?】勉強嫌いなあなたへ

Message to school children

今日は朝6時にスッキリ目が覚めて、前のようなちょっとポジティブな気分で1日が始まりました。

今日はちょっと仕事のことを忘れて、夏休みの計画を子供と一緒に考えようと思います。

 

今朝は気分が良いので、前から書きたかった「どうして勉強しなくちゃいけないの?」という子供からの質問について、私なりの経験を交えて自分なりに思うことを書いてみようかと思います。

 

そ・の・ま・え・に

私の学生時代がどんなだったかを簡単に紹介します。

私は石川県金沢市に生まれ、石川県白山市でずっと育ちました。

3人姉弟の一番上。下に弟が2人います。

小学校、中学校と地元の子供たちと過ごし、高校は金沢へ。

父が高校生だったとき、アメリカ留学した経験があり、私が本当に小さいころから口癖のように、「若いうちに日本を出て、外の世界を見てきなさい。若いうちは体でものを吸収できるから、頭のまだ柔らかい高校のうちに1年間留学したらいい」と言われて育ってきました。家でも留学生のホームステイを受け入れたりしていたので、高校になると当然かのように1年間留学することを決めていました。

AFS交換留学の試験を受けて行き先となったのが、第3希望に指定したフィンランド。

高校2年の夏から1年間、現地の家族と一緒に森の中で住んできました。

英語もフィンランド語も話せない自分。「フィンランドに来たんだから、フィンランド語をがんばろう」とどっぷりつかって、日常会話くらいは話せるようになりました。父が言っていた「体で吸収」したかんじ。

日本へ帰って、1学年下の子たちと高校3年生を過ごしました。

あの頃は国際便のスチュワーデスになりたい!英語を話せるようにならなきゃと思っていたので、東京の短大の英語学科を2件ほど受験したんですが・・・・ふと、

「フィンランドに行く前、中学・高校と6年も勉強したのに英語全く話せなかったな。でも、フィンランド1年行ったらフィンランド語話せるようになったぞ。東京の短大2年行って、英語話せるようになるかな?いや、日本の英語教育で話せるようになるわけない。だったら英語圏に留学しよう。その方が確実だ」

と思ったんです。

で、急遽親に相談したら、「そりゃそうだ」と賛成してくれました。

そして、地元と姉妹提携があり、いろいろとご縁があったイギリス・ボストンにあるカレッジで、Leisure &Tourismを2年間勉強。でも、つるんでいた友達が、現地人ではなく、同じ英語を学びに来ていた留学生だったこと、あと課題に没頭して会話をあまり練習しなかったこともあり、思ったほど英語力が伸びませんでしたが。汗)

課題、課題で勉強に疲れ、もう勉強はいいから働いて稼ぎたい!と思っていた矢先、父が「金沢の知り合いで雇ってくれると言っている人がいるんだが」とお仕事を見つけてくれました。ありがたい!イギリス留学中に出会った旦那に「2年で戻ってくるから!」と約束して日本へ帰り、2年間、留学相談担当者として働かせてもらいました。

 

そんなかんじで日本大半、フィンランド1年、イギリス2年で学生時代を過ごした私。中学のころはどちらかというと勉強が「できるほう」。でも、まわりから「頭いい」と言われるのが嫌で嫌で、高校のころは全く勉強せず。高校では赤点とっちゃう立派な「おちこぼれ」でした・・・。

もう、「受験のための勉強」が嫌で嫌で。

なんで歴史とか、昔のことを勉強しなきゃならないの!私は今を生きてるんだ!とか思ってたので、勉強することに興味が全くなかったです。

でも、

もし、昔に戻れるのならば、

学生時代に戻れるならば、

若い自分に言いたい!!!

「勉強は大切だよ。今、しっかり学んでおいた方がいいよ」

と声を大にして言いたい。

 

そう思う理由を、英語・数学・歴史に絞って話そうと思います。

名付けて、「中学生へ告ぐ!」

さぁ、いきましょか。




英語

まずは英語。

日本に住んでて、日本人とだけ生活していて、どうして英語が必要なんだ!と思う人たくさんいるかもしれません。確かに、英語を使う機会がなければ、わざわざ勉強しなくてもって思うのも無理ないです。

でも、英語を勉強すると、自分の世界が広がります。

Googleさんによると、日本語を話せる人は世界に約1億3000万人。英語を話せる人は世界に10億以上。

英語を話せるようになると・・・

  • 海外旅行、英語が話せれば会話にあまり困らない。海外旅行で楽しめることが増える。
  • 友達作り、笑顔で挨拶だけじゃなく、もっと深い付き合いができるようになる
  • 素晴らしい本、日本語版が出るまで待たなくても読めるようになる
  • わからないことを検索すれば、大体はなんでも答えが出てくる
  • 映画、テレビ番組、YouTube、英語でわかるようになると、世界・知識の幅が広がる。
  • 学びの場が広がる。英語のオンライン講座も受講できる。
  • 節約できることがある。英語版の方が安いものも。
  • ビジネス、仕事の幅が増える。チャンスを掴みやすくなる。
  • 日本だけでなく、日本の外でもいろんなことに挑戦できる
  • 日本に来る外国人観光客との会話に困らない
  • 外から日本を見ることができるようになる。自分たちが教えられてきたこと全てが正しいのでしょうか?歴史とか、まさに。
  • 世界のメディアもフォローできる

特に、YouTubeを見てて思います。世界のビジネスパーソンのスピーチとか、〇〇の使い方、とか、日本語訳されてない素晴らしい動画も見放題です。

日本の英語教育が今どんなものかはわかりませんが、多分「話す」練習は今でもほとんどないんでしょうね、きっと。でも、英語でも何語でもいいですけど、言語は会話できるようになって、なんぼ。会話ができて大きな意味や効果が発揮できると思うんです。

なので、おススメは、

小学・中学校:英語は「話す」のが大切だと知る。まずは聞く勉強で耳をならす。英語で話す機会がなければ、興味のあることをYouTubeで英語で検索したり、映画、スポーツ観戦、なんでもいいので英語で見て英語に触れる機会を増やす。できることなら英語で話す機会を作る。話して、間違えて、話して、少し上達して、の繰り返し。

高校:受験で出てくる英単語とか難しいですよね。でも、英単語を知ってる知らないでは、理解力も変わってきます。耳をならす時も、会話の中の10単語のうち8単語知っていれば、早く話されてうわーってなっても、なんとなく言っていることがわかるようになります。だから、ボキャブラリーを増やすのって無駄じゃないと思います。あと、ご家族の理解があれば、高校時代の留学おススメです。自分と周りの経験からして、若い時に留学した人ほど、発音が上手。

 

結論:自分の世界を広げたいなら、英語は必須。

 

数学

数学、難しいですよね。『算数』はよかったんですが、『数学』になって不得意になってしまいました。汗)

職業によっては数学が必須なものもあるでしょうけれど、皆がエンジニアや理数系の職業を目指しているわけでもない。

でも、数字に強くなるって、誰にでも大切だと思うんです。

 

数学は、『問題を解決する方法と能力を身につける』ものです。

社会に出て、問題に直面することって多々ありますよね。日常の生活でも、良いことばかりじゃない、悪いことも困ったこともたくさん出てくる。

そんな時に、どう解決していくか、どう対処していくか、そういう過程を数学の問題を解きながら練習していたんでしょうね。

『数学は倫理的思考を養う上で不可欠』なので、数学も大切な勉強だと思います。

 

そして、経営者になってヒシヒシと感じました。

経営者は数字に強くならないとダメだ!!!!

 

Dragons’ Den(『マネーの虎』の英語版)を見てても、数字はちゃんと頭で理解していないとダメだなーと。自分の会社を作りたい、副業で稼ぎたい、ビジネスパーソンとして活躍したい・・・そんな人は数字を好きになれると強いと思います。

結論:稼ぎたいなら、数字に強くなれ!

 

歴史

歴史、ほんっとうに嫌いだったんですよ。自分の中で、「どうして過去のことを勉強しなきゃいけないの?私は今を生きてる、未来を生きるんだ」って。だから、昔のことを学ぶ意味がわからなかったんです。

高校でも世界史はいつも赤点。授業もつまらない。

でも、もし昔の自分に戻れるなら、歴史を学ぶのは大切だよ!!!!と伝えたい。

 

『過去の出来事から、なぜそれが起きたか、その理由や関係性を考え、教訓を現代に活かす』のが歴史を勉強する意義なのかもしれませんが、個人的なところでは、

  • 相手の背景、考え方を理解する手助けとなる
  • 日本がしてきたことを知る
  • 反日感情の背景を知る
  • 相手に失礼なことをしたり、傷つけたりしないですむ
  • 自分の国のことを知らないと恥をかく。

っていうことが、多民族のいるイギリスで住んで感じたことです。

特に、植民地下にあった国の人はみんな歴史をきちんと勉強してる。

「日本が中国、韓国にしてきたこと、知っているか?」と聞かれ、具体的に答えられない自分。広島・長崎に原爆が落とされ、どれだけの人が亡くなったかということを教わったのはハッキリ記憶にあるけれど、日本が加害者としてどれだけの人を殺してきたのか、どんなことをしてきたのかという歴史は教わった記憶がない。

実際に教えてもらっていたのか、歴史に興味がなかった自分の耳に入ってこなかっただけなのか、わからない。でも、学生の自分にインパクトがなかったというのは確実。

中田敦彦さんのYouTube大学のような授業だったら、きっと楽しく学べてたんだろうなぁと思いつつ、今からでも遅くない、もう少し歴史を勉強しようと感じた今日この頃でした。

結論:世界平和を望むなら、まずは歴史を勉強しよう

 

最後に。

子供も大人も、何かにやる気、夢中になる時って、楽しいから、やってることに意義を感じることができるからやれるんだと思うんです。「勉強しなきゃダメよ」「受験に必要だから」と言われても、その先にある自分が想像できないと、勉強なんてする気にならないと思うんです。

実際に自分がそうだった。「なんで勉強なんかしなきゃいけないの?」という心の声に答えがなかったから、高校時代は勉強もせず遊んでた。それはそれで楽しかったんですが。

でも、勉強が人生に与える影響を教えてくれる人、先生に学生時代会えてたら、もっと勉強してたんだろうな。

 

自分のビジネスを立ち上げたここ数年、多分一番人生で勉強してます。

お金を出してでも勉強したい。

そんな風に思える目標があるから。

だから頑張れる。

勉強したいと思える。

人生何かを始めるのに遅いことはない。でも早けりゃ早いほど、時間がある。だから早けりゃ早いほどいい。

だから、中学生へ告ぐ! 学校で教わることは無駄じゃない。人生役立つことがたくさんある。学校の授業がつまらなければ、最近はYouTubeにたくさん面白い動画がある。先生の話が頭に入らなかったんなら、YouTubeで復習もいいかもよ。若いうちにどんどんいろんなこと吸収しとけー!

 

あー、長かった。おしまい♪





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